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マッコウクジラ
学名:Physeter catodon(Physeter macrocephalus)英語:Sperm whale 仏語:Cachalot 西語:Cachalote
マッコウクジラの分類:クジラ目ハクジラ亜目マッコウクジラ科
マッコウクジラのサイズ
新生児・・・体長 3.5〜4.5m成 体・・・体長 雄18m 雌12m 体重57tの記録あり
マッコウクジラのウォッチング最適地と適期
マッコウクジラのウォッチング最適地は北大西洋のアゾレス諸島です。適期は5〜10月で、雄、雌、子が揃います。
マッコウクジラの地理的分布
マッコウクジラは外洋に棲む傾向にありますが、深海の海水が岸近くに もたらされているところでは、岸近くにも棲息しています。
マッコウクジラの特徴
マッコウクジラはハクジラ類の中でもっとも大きな種です。体はいくらか縦に押しつぶされたような感じで、頭が大きく、 横から見ると角張っています。
頭の大きさは体長の4分の1〜3分の1で、容積ではそれ以上になります。
下顎は細くぶら下がる感じで、1つのS字型の噴気孔が頭の前部の左側にあります。
胸ビレは幅広くヘラ状で、尾ビレは幅広く、後縁はほぼ真っすぐの三角形で 先端は丸みを帯び、切れ込みは深くなっています。 尾柄の背側の峰には低く丸みを帯びた背の隆起とそれに続く一連のコブ、 または凹凸があります。
体表面は頭より後方にはシワがあることが多く、体色は黒から茶色がかった灰色です。
口の部分には白い部分があり、腹部にも白い部分のあることが多いそうです。
歯は下顎だけにあり、18〜25対で上顎のソケットにぴったりと収まります。
噴気の高さは5mに達し、噴気孔の位置の関係により前方左側に向かいます。 成体の雄と雌の識別はサイズだけではなく、背中のコブの上の皮膚硬結 (カラス)の有無で区別します。 (約80%の雌がカラスを持ちますが、雄にはないそうです)
マッコウクジラの行動
マッコウクジラは、特に40度より高緯度では成体の雄が 単独で発見されますが、多くは50頭以下の中程度から大きな群を作ります。マッコウクジラは一夫多妻性で、雄はごく短い間だけ成体の雌と 子育てグループと行動を共にし、性成熟に達してはいても繁殖に参加しない 雄達は自身が育った母系の群を離れ、若い雄の群を形成します。
3,200mかそれ以上深く潜水することが出来るらしく、 大きな雄は小型の雌に比べて長く潜水し、少なくとも2時間は潜っています。 また、長時間の潜水の前には尾ビレを上げるのが普通だそうです。
出産期はほぼ夏と秋です。
マッコウクジラの主食は頭足類と考えられています。
世界中のマッコウクジラの胃の中から、驚くほど多彩な魚類、 イカ、タコなどの頭足類や餌以外の物体が見つかっているそうです。
マッコウクジラの主な利用
マッコウクジラの捕鯨には長い歴史があり、もっとも捕鯨圧力のかかったのは 「ヤンキー捕鯨」時代と言われた1800年代と母船式捕鯨の行われた20世紀です。最近の社会行動や繁殖の研究成果により長い間捕獲や資源の管理規準になっていた モデルで前提となっていた条件が十分ではなかったことが判明してきたそうです。
個体群の中には、個体数の減少しているものもありますが、 大型クジラ類の中ではもっとも豊富な種です。 (1999年の情報より)
※通常では大型クジラ類にはコセミクジラ以外のヒゲクジラとマッコウクジラを含みます。





