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イルカ・クジラの生態・写真
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ネズミイルカ
学名:Phocoena phocoena 英語:Harbour porpoise仏語:Marsouin commun 西語:Marsopa común
ネズミイルカの分類:クジラ目ハクジラ亜目ネズミイルカ科
ネズミイルカのサイズ
新生児・・・体長70〜90cm成 体・・・体長1.8m未満、最大体長2m 体重45〜70kg
ネズミイルカのウォッチング最適地と適期
ネズミイルカのウォッチング最適地はスコットランド西海岸、およびウエスタンアイルズで、適期は4〜10月です。
ネズミイルカの地理的分布
外洋の水深の深い海域を移動する事もたまにありますが、
通常は岸近くの浅い水域で発見される事が多いようです。
北太平洋ではカリフォルニア南部と日本の本州の北部からボーフォート海とチュコート海の間に棲息します。 北大西洋の西武では合衆国南東部からバフィン諸島の南(ハドソン湾には入らないらしい)まで、 東側はセネガル、西アフリカ、ノバヤゼムリャ島までです。
北太平洋と北大西洋に棲息する主な個体群はそれぞれ独立しており、多くの系群が暫定的に識別されています。
ネズミイルカの特徴
ネズミイルカの体型はずんぐりとしており、クチバシは短く、頭の先端は丸くなっています。背ビレは背のほぼ中央に位置し、基底部は長いのですが高さが短い三角形をしており、
前縁部には小さな出っ張りがあります。
胸ビレはやや丸みを帯び、尾ビレは小さく、先端はやや丸みを帯びています。
尾ビレの後縁は凹で中央部に切れ込みがあり、先端は丸みを帯びています。
口唇線は直線的に、上向きに目の方へと伸びています。
カウンタシェイディングがネズミイルカの体色の特徴です。
通常、背側が黒っぽい灰色で腹側は白く、体側は中間的な色で境目の部分は境界線には
絵の具が飛んだような灰色のにじみがあり、胸ビレと唇は黒っぽく、口角から胸ビレに至る
黒っぽい灰色の細い線があります。
歯は、各歯列に19〜28本の、小さなヘラ状で先の丸い歯が並んでいます。
ネズミイルカの行動
ネズミイルカは、8頭以下の小さな群を作ります。時には主として摂餌や回遊の際、50から数100頭にも及ぶ穏やかな大群を形成することもあります。
他のイルカに比べ、ネズミイルカはあまり行動が目立たず、滅多に船に近寄らず、
バウライドもしません。
高速で泳ぐ時にはポップスプラッシング(pop-splashing)と呼ばれる行動を取り、
ブリーチングや跳躍はまず見られません。
潜水と潜水の間に、水面で短時間横たわっていることもありますが、何故かはわかっていないそうです。
ネズミイルカの繁殖時期は、海域によってはよく研究されており、子供は春から夏にかけて生まれます。
ネズミイルカは様々な魚や頭足類を食べていますが、主な餌生物は海域により異なります。
小さくて刺のない群集性の魚(ニシンやサバなど)が主な餌生物であることが多いのですが、 底棲性や底属性のものも多いそうです。
ネズミイルカの主な利用
分布全域で、主な人間の脅威は「混獲」です。海域によっては毎年何千頭ものネズミイルカが流し網で混獲されており、
ニシンやタラ、サケのトラップ網、巻き網、トロール、延縄などによる混獲もあります。
ピュージェット海峡、ファンディ湾、セントローレンス湾、ラブラドル、ニューファンドランド、グリーンランド、 アイスランド、黒海、バルト海などでは捕獲も行われていました。
現在ではほとんどの地域で漁は行われていませんが、何カ所かではまだ捕獲され続けており、
最近になって大規模な捕獲が報告されたのは、グリーンランド、黒海だけだそうです。
この種が沿岸性であることが関係するのかも知れませんが、調査した限りでは汚染がかなり進んでおり、 環境汚染がヨーロッパや北アメリカのネズミイルカの減少の一因であると言われているそうです。
(1999年の情報より)
ネズミイルカの写真
実際のネズミイルカの体色はもっと濃い色(黒に近い灰色)をしています。
ネズミイルカの動画
「ネズミイルカの行動」で述べたように、ネズミイルカは滅多に船にも近寄らず
跳躍も稀な地味なイルカです。
ウォッチングの対象としてはやや物足りないかも知れませんが、小さくて可愛らしいイルカです。
日本のイルカ・クジラウォッチングでは北海道で観察できます。





